長野×光文社 読もう! 行こう! 本屋さんへ行こうキャンペーンに合わせ、10月24日にカッパ・ノベルス『飯田線・愛と殺人と』(西村京太郎・著)を発売します。キャンペーンに先立ち、本作品のカバー写真を募集するコンテストを行いました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございます。
厳正なる審査の結果、入賞作品が決定しましたので発表いたします。(敬称略)
最優秀賞
泉竜太郎(石川県)
「秘境を走る」
★本作は10月24日発売のカッパ・ノベルス『飯田線・愛と殺人と』(西村京太郎)のカバー写真に使用されます。
【受賞者コメント】
このコンテストの存在を書店のポップで知ったのは、締め切りまで2週間弱というタイミングでした。慌てて仕事の都合を確認すると、たった一日だけ休暇が取れる!まさに九死に一生を得た思いでした。
撮影日前夜に金沢市を出て長野県天龍村を目指し、翌午前3時に現地入り。予め当たりをつけていたロケーションをいくつか回り、始発から撮影に臨みました。
私自身、小学生の頃から西村先生のファンで、光文社文庫をずっと集めていました。長男には、先生の名前をいただき「京太郎」と名付けました。3年前、湯河原の西村京太郎記念館を訪問した際には先生にお目にかかり、サインをいただいたこともあります。
思い入れは誰にも負けぬ自信があり、このコンテストを知ったときには「絶対、選ばれたい!」と強く思いました。書籍ならタテ写真が良いか、文字を入れるスペースは必要か、帯も付くのか、などと思いを巡らせて構図を決めました。
こうしてカバー写真に選んでいただけたのは夢のようであり、大変光栄に思っております。
優秀賞
楡井清山
(長野県)
「秋のはじまり」
篠原麻希
(石川県)
「隧道を抜けて」
佳作
安藤洋行
(長野県)
「春曇りの飯田線」
勝又修
(長野県)
「運転士交代します」
KAZUMI
(東京都)
「夕闇に去りゆく」
牧内文博
(長野県)
「軌跡」
特別賞
カバー写真に使用する観点で、佳作までの入賞作品を選考しましたが、カバーには使用しづらいものの、写真として優れている作品のために特別賞を設けました。
春日芳人
(長野県)
「雪の飯田線」
菅沼春彦
(長野県)
「トンネル・橋梁の勇姿」
松原保夫
(長野県)
「雪形を映して」
本村忠之
(埼玉県)
「晩秋の伊那路」
最優秀賞
図書カード(10,000円分)、
西村京太郎先生ご提供のライカ D-LUX3(デジカメ)と
セイコー 鉄道時計(国鉄時代のもの)
優秀賞
図書カード(5,000円分)
佳作
図書カード(3,000円分)
特別賞
図書カード(2,000円分)
★各賞受賞者には加えて、10月24日発売『飯田線・愛と殺人と』を1冊差し上げます。
都築雅人(鉄道写真家)
季節感のある作品が多く集まりました。最優秀賞は、オーソドックスなんだけど考えて撮っていると思います。トラスと電車のバランスが良く、下にも上にも文字が入る使いやすい構図で。それと豊橋行き、飯田線だと分かる。絶妙なところでシャッターを押していると思いました。
泉沢光雄(ブックデザイナー)
どうしても文字を載せたときにどうなるかと考えて選んでしまうのですが、最優秀賞・優秀賞の作品は、そのあたりを考慮して撮っていただいた感じがします。